太宰治「疎開の家」を再現したお部屋
堂々と佇む浅間山を、広いリビングから贅沢に鑑賞できる素敵な別荘。
こちらには太宰治の疎開の家を再現したお部屋がございます。施工事例でも掲載しておりますが、いくつかエピソードがありぜひ皆様にもご紹介したいと思ったので、ブログで詳しく書かせていただくことにしました。
設計・施工は日頃からお付き合いいただいている、株式会社クレア/モリノイエ軽井沢様によるものです。
ご採用いただいたK様、クレア様、ご協力いただき誠にありがとうございます。
まずはリビングからご紹介していきます。
天井・壁ともにパターンはタロッシェ、カラーはブランです。
大きな窓が続きそこからたっぷりと緑を感じられる、とても広々としたリビングです。
ここでの注目ポイントは、背面が雑然としていない薪ストーブです。
通常、薪ストーブの裏側はレンガやタイルで炉壁を設け、蓄熱した熱を逃がすために既存の壁との間に隙間(=空気層)を作ります。この空気層がないと低温炭化という現象が起こり、150℃くらいでも発火する可能性があります。 こちらでは空気層を壁内部に納めてあり、ストーブ背面がスッキリしていることが特徴です。シリカライムが不燃材だからこそなせる設計となっています。
(※薪ストーブ:株式会社ディーエルディー)
下地材はこの薪ストーブの裏だけ不燃材のケイカル板で、職人さんたちは施工に苦労したようです。
続いてはウォークイン・クローゼットと乾燥室です。
クローゼット内部までシリカライムというお客様は少ないのですが、弊社アンケートではここもやっておけば良かった!という箇所として多くの声をいただく場所でもあります。
3年前に施工させていただいたM様のインタビュー記事が大変参考になります。ページ後半にクローゼットについて書かれてありますが、その他家づくりや建築家とのエピソードも興味深いので、ぜひご覧ください。
→素材から考える豊かな暮らし。建築家とつくる家。
また湿度が高めな軽井沢では、梅雨や冬は外で洗濯物をなかなか干せず、乾燥室を設けることが多いのではないかと思います。ウォークイン・クローゼットのお話同様、シリカライムは快適な湿度を保ち、嫌なニオイも消してくれるので、通常の室内干しよりも乾きやすく、室内干し特有のニオイを漂わせません。
家を作る壁、空間を演出する壁、そこにさらに機能をもっている壁は、一石何鳥なんでしょうか。
ニオイに関していえば、お手洗いにもおすすめです(^^)/
こちらはパターンは同様にタロッシェ、カラーはグレージュです。
そして最後に、太宰治「疎開の家」を再現した和室をご紹介します。
疎開の家は太宰が文豪デビュー後に暮らした家として唯一現存する建物です。1年4ヶ月の間に、ここで23作品も執筆したようです。
深みのある藍色の畳の部屋が特徴的です。和室だけども和風すぎない、和洋折衷を取り入れたように感じます。
この間接照明が取り付けられている狭くて細いところも、職人さんは手を青くしながらも、体勢が悪くとも見事に綺麗に仕上げてくれました。さすがです!
寝室はアクセントで一面のみブルー・アジュールで施工しました。
以上、太宰治疎開の家を再現した和室が特徴的な、素敵な軽井沢の別荘の紹介でした(^^)
施工事例やインスタグラムでも掲載しているのでぜひご参考ください。
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