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左官講習会 ー 上品な艶と斑を魅せるリュストレ ー

 

先日、シリカライムを塗ってくださっている職人さんを集めて左官講習会を開催しました。
今回のテーマは、磨き仕上げ「リュストレ」です。

講師の方をお呼びし、指導していただきました。

材料の配合や上塗りのタイミングが難しい方法ですが、まったく同じものはできない味のある仕上げ作品に、左官のおもしろさ、奥深さを感じました。

 

まずは下塗り材のみ塗ってある状態からスタートし、その上にS1を塗っていきました。

乾くのを待っている間は、団欒をしていました。

左官や材料についての深い話から、現場での愉快な出来事など、笑いある会話も聞こえてきました。

そしていよいよ仕上げ材を塗っていきます。

あまり見る機会のない、真剣に塗られている職人さんの姿はやはりかっこよかったです。

終盤にとりかかると、覗き込むように輝き具合を確認しながら磨いていました。

だんだん反射して光ってきているのがお分かりいただけますでしょうか。

「もうゴールテープ切っとるで!」と言われてしまうぐらい、何度も何度もコテをあて、
夢中になってしまう職人さんもいました。

 

 

 

S1とリュストレの変化を見比べてみました。
S1

リュストレ

輝き、艶感、なめらかさ、伝わりますでしょうか。

仕上がり具合には、さらさらなマット感、つるつるな艶感の2種類がありました。

 

後日しっかり乾いたものを見てみました。

色がすっかり変わっています。

全体的に黒っぽく、色の濃かったものが、白く変わりました。

 

写真では伝えきれない部分が多いですが、実際に見て、触れて、初めて感じ取れるものがあるのは、シリカライムの良さでもあります。

また、先ほどのお写真でもお分かりいただけたかと思いますが、こちらを見ると、同じリュストレ仕上げはございません。コテムラが全て異なり、職人さんそれぞれのアート作品が出来上がりました。

 

実際に壁一面に施工するとなると、職人さんの労力は増えますが、やりがいも増し、お客様にも迫力や奥深さを胸いっぱいに感じていただけるのではないかと思います。

 

今後の施工にあたって、学びと収穫の多い講習会となりました。

 

 

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