フレスコ(fresco)とは漆喰を塗り、まだ乾かないフレスコ(新鮮)な状態で水で溶いた顔料で絵画を描く手法のこと。

シリカライムでもできるのでは！？と思い、やってみました！
場所は軽井沢にあるレストラン、LA CASA DI Tetsuo Ota。

これがなかなか素敵！

水硬性石灰のシリカライムは硬化が早いため、
仕上がりが早くなるという特徴があります。

生乾きのシリカライムに顔料を乗せることで、
シリカライムは空気中の二酸化炭素と反応して
カルサイト(透明な結晶)となり、
徐々に硬化して硬い結晶の中に顔料が閉じ込められ、
長期に渡りその色彩を保ち続けます。

フラットに塗った上でも、パターン付けた上でもOK！でした。

フレスコと言えば、
古くは2000年前とも言われるラスコー洞窟の壁画。
日本では高松塚古墳も有名なフレスコです。

油彩の発達によってフレスコは主流から外れましたが、
建築物に直接描き、壁画としての意味を持たせるものは
フレスコならではのものでしょう。

長い年月を経ても描いた時のまま劣化せずに
色彩を保つのはフレスコの最大の特徴です。

そして極めつけはポンペイの壁画。



ヴェスヴィオ火山の噴火により火砕流に埋もれた町ポンペイ。
18世紀に発掘が始まって以来、ギリシャ神話の神々や
古代の宮殿など西暦78年までの歴史が
フレスコによる壁画に閉じ込められており、
驚くべき文化の成熟を成し遂げた
古代ローマ帝国の反映を現代に伝えてくれています。

火砕流にも耐えるフレスコって・・・スゴイ
このような歴史あるフレスコですが、
シリカライムでもお気軽にできます！
ということをお伝えしたく、
今回のブログを書しました＾＾

 

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