BLOG

珪藻土と漆喰とシリカライムという左官の違い

ロハスという言葉が日本に浸透し、約15年近く経った今、健康志向や自然を感じられる暮らしを望み、心の豊かさを求める方が増えてきました。

自然素材を取り扱うメーカーも、より安全で安心な、真の贅沢な暮らしを望むお客様に順応した商品を都度提供し続けています。

弊社も例にもれず、親会社カクイチグループの「健康と環境に関する研究開発事業」から商品開発をしてまいりました。

今回は原点に戻り、「左官」とひとくくりにされている現状を紐解いていきたいと思います。

 

 

まずは、「左官」

左官とは、「コテ」という道具を使い、建築物の壁面や床に材料を塗ること。

珪藻土や漆喰、シリカライム、コンクリートやモルタル塗りもこちらに属します。

左官を仕事とする挟土秀平さんや久住有生さんなど有名な左官職人さんも最近ではメディアに取り上げられることも多くなり、アート要素の強い「左官」を耳にすることが増えてきました。

 

 

珪藻土とは、、

珪藻土という砂をベースに合成樹脂もしくは天然樹脂を接着剤とし、メチルセルロースなどを安定剤に使用している左官材料。

合成樹脂はご存知の通り、石油を原料とした人工的に作られた高分子化化合物。別名:プラスチック。

天然樹脂とは、海藻や樹木を利用した植物由来のものと、にかわやカゼインなど動物由来のものがあります。

 

 

漆喰とは、、

植物繊維(すさ)消石灰天然樹脂で混ぜた伝統漆喰と、消石灰合成樹脂で混ぜた一般販売の漆喰があります。

一般販売の漆喰はアクリルやビニル系の接着剤が使われている場合も多く、練って販売されている漆喰には

防腐剤が含まれていることもあり注意が必要です。

 

 

対してシリカライムは、、

音羽晶石(おとわしょうせき、天然石)をベースに水硬性の石灰を混ぜた左官材。

接着剤は入っておりません。

接着剤なしで固まる秘密は石灰が水硬性の性質を持っているからです。

水硬性の石灰は、日本には存在していません。

弊社はフランスより水硬性の石灰を輸入し、長野県内の工場で粉砕、配合し製造をしています。

シリカライムの主成分 音羽晶石

 

弊社が接着剤なしにこだわった経緯は、持続可能な安心をご提供するため。

親会社のカクイチグループではガレージや樹脂ホース、太陽光パネルの販売・設置、ホテル事業(アンシェントホテル)など、多数の事業を展開しています。

その中に「岩深水」という水の販売事業部があり、シリカライムのベースとなった音羽晶石の岩盤から湧き出てきた水を販売しています。

岩深水がもたらす体内の毒を浄化する機能を研究した結果、音羽晶石を生活環境に取り入れることにより、家電製品ではなく、本来の自然の中の空気浄化を室内で体感することができると判明。

しかし、左官材として音羽晶石に樹脂や接着剤を混ぜてしまうと太陽光や微生物により劣化してしまいます。

重要なのは天然由来というだけではなく、無機の材料であること。

そうすることで、唯一無二の質感が得られ、半永久的に機能性の衰えもありません。

 

 

 

◆機能性に注目した点での左官材の比較◆

・珪藻土は左官材の中でも、水分を吸収する機能に長けています。

・漆喰は石灰のアルカリの性質を利用し、空気浄化の機能性に長けています。

・シリカライムは水硬性石灰の強アルカリの性質により、消臭、アレルギー物質の分解に長けています。

 

珪藻土は中性にあたるので分解はしません。吸い取って貯め続けるということ。湿気が気になる北向きの部屋に珪藻土を塗りカビが生えたという事例は、菌を分解をぜす、樹脂成分がカビのエサになるためです。

漆喰はメーカーによってアルカリ性、強アルカリ性とばらつきがあります。珪藻土ほどの除湿機能はありません。

シリカライムも漆喰と同様、「調湿」にあたるので、室内の水分量は約40〜70%の「維持」となります。

 

◆左官のデメリット◆

・珪藻土はプランクトンなどの死骸が蓄積されてできた化石を粉砕したもの(砂)なので、水分を吸いすぎてしまい過乾燥が起きる可能性があります。時間の経過とともに樹脂が劣化して、ポロポロと擦れて落ちてしまう可能性があります。

・漆喰は、石灰を使用しているため、冬場の施工は向きません。特に新築の場合は、石灰の中に含まれているカルシウム分が結晶化して表面に出てきてしまい、白く色ムラになることがあります(白華現象)。他に樹脂を使用しているものは、太陽光の影響により縮みが発生し、ひび割れが発生する可能性があります。

・シリカライムは、音羽晶石と水硬性石灰が真っ白ではないため、真っ白の壁を作ることができません。弊社の定番カラー「ブラン」はオフホワイトとなります。他に、樹脂を使用していないため、材料の特性を理解した職人さんの手を必要とし、ムラなくフラットに塗ることが大変難しい材料となります。さらに、漆喰と同様(水硬性)石灰を使用しているため、冬場の施工は白華が起こる可能性があります。

 

左官材の魅力は、職人さんのコテ波模様(パターン)を楽しまれたり、ペットと暮らす生活に消臭などの機能性を求められたり、喘息やアレルギーのあるご家族の健康を守られたりと、人それぞれです。

左官工事となると、時間もコストもかかり、腰が重たくなりますが、クロスの内装よりもメリットがはるかに多いため、検討し始めが健康な生活までの大きな一歩です。

早く始めた者勝ちだと思いませんか?

 

まずは弊社ショールームでシリカライムが壁、天井ともに塗られている空間の空気の違いや樹脂の入っていない質感を体感しにいらしてくださいね。

ショールーム見学のご予約はこちらから。http://silicalime.co.jp/showroom/silicalime-space/

お待ちしております。

 

 

 

カクイチグループ/http://www.kaku-ichi.co.jp

アンシェントホテル/http://www.ancient-hotel.com ※柘榴石の間、蛍石の間、長石の間、水宝玉の間ではシリカライムを使用しています。

岩深水/http://iwashimizu.co.jp

 

silicalime

silicalime